『ダ・ヴィンチ・レガシー』ルイス・パーデュー

まあまあでした。どっちかというと「良い」寄りのまあまあ。


ベストセラーになってた『ダ・ヴィンチ・コード』のほうは既に読み終わっていて猫的に結構好評価でした。で、よく似た題材でそれより前に出された小説らしいってことで目に留まったわけで、ついつい比べるような感じで読んでしまいました。
主人公が男性で、美人なヒロインと一緒に、天才レオナルド・ダ・ヴィンチの遺した重大な情報を追う。命を狙われながら。これらが、二つに共通している「題材」ですが、同じ素材を使っててもまったく違う料理が出来上がっております。どちらの料理のほうが優れているかというのは食べた人の好み次第で、ダ・ヴィンチが遺した謎の内容が猫の好みに合ってたのと、意表をつかれるドンデン返しがいくつか用意されていたところが良かったので猫としては『コード』のほうがよりお口に合いました。でも、「命を狙われる」部分のスピーディさやアクションの派手さなんかは『レガシー』のほうが痛快。「じっくり謎解き本」と「めくるめく展開。スリルとサスペンス!本」の違いなのかもしれません。

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