『コールドゲーム』荻原浩

「暑いうちに」とか自分でゆうてたことをウッカリ忘れておりました。
秋のアシオトがかすかに聞こえ始めたので慌てて図書館で予約。

なんとなく青春小説テイストだったので見くびってたけど
読み終わってみると今年のMy課題図書の中で暫定トップな面白さでした。
ちびちびと通勤電車で読んでいたのですが、後半は先が気になって気になって仕事も手につかないくらい。。。(ぉぃぉぃ


野球少年である主人公が、中学時代のクラスメートたちと高3の夏休みに体験した「いじめられっ子復讐事件」を描いたお話。
序盤は、主人公・副主人公がそれぞれ「部活バカ」「高校中退チンピラ少年」のステレオタイプ的だったけど
物語が進むにつれていろいろ深く考えたり気づいたりして変化していってて
そういうところが青春小説テイストをかもし出してるんだろうと思う。
で、そのテイストに包まれているせいで猫は気づくのが遅れたのだけれど
事件の展開はかなり緻密。伏線の隠されっぷりも見事な感じ。
読み終わった後、かなり爽快感を覚えましたー。

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2 Responses to 『コールドゲーム』荻原浩

  1. チビノワの食べ残し のコメント:

    あッ荻原浩まさに読んではるところでしたか!
    自分もまさに一冊読み終えたところにタイムリーTBいただきましてサンクスです!
    『コールドゲーム』もよさそうですな・・・。
    自分もその「青春小説テイスト」感じられる概要みて(んー、とりあえず後回しかな)と思っていたのでエントリかなり参考になりました。
    楽しみが増えました(^^

  2. 黒猫的性格女人 のコメント:

    そうなんです まさに読み終わったところでした(^-^)

    あ、本文にある「爽快感を覚えた」っていうのは、
    いいミステリだった、気持ちよく騙されてしまったー。っていう感想なので
    いわゆる青春小説的爽やかな大団円を指しているわけではないです。
    言葉足りてないなぁ(^-^;

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